2016.6.13

ストレッチの効果

ストレッチの目的とは、ざっくりいうと筋肉などの身体の軟部組織の柔軟性の回復です。
軟部組織とは骨格以外で身体を支えている組織のことを指します。(例えば筋肉、靭帯、皮膚など)
ストレッチには様々な種類がありますが、柔軟性を回復させ快適な気分にさせる効果の高いのはスタティック・ストレッチングと呼ばれているストレッチです。
スタティック・ストレッチングとは反動を使わず静かにゆっくり筋肉を伸ばす方法です。
ラジオ体操などの反動をつけて行うストレッチはバリスティック・ストレッチと呼ばれています。
主に運動前などに用いられます。

筋肉は二種類の繊維状のたんぱく質でできており、運動神経が興奮するとカルシウムイオンが放出されトロポニンと結合してエネルギーを分解して筋肉は縮みます。
また、運動神経の興奮が収まるとカルシウムイオンが回収されて筋肉が緩みます。
この両過程で必要なのが酸素です。
筋肉が硬くなると血管が圧迫されて酸素不足になりこの伸縮のサイクルに支障をきたし、筋肉が縮んだままになります。
よって余計に血管が圧迫されてしまいます。
その結果、硬い状態が続くという悪循環に陥ります。

なぜ筋肉が硬いと肩や腰の痛みが出るのか?
硬い筋肉に圧迫された血管は血管拡張作用を持つブラジキニンという物質を放出します。
ブラジキニンは細胞にキャッチされると痛みとして感じられます。
痛みは身体の危険を知らせる信号でもありますが、痛い=無意識に動かさない。
よって血行不良=酸欠が続いて痛みが取れなくなります。

そこで大切なのがストレッチ!!!!!
ストレッチにより筋肉の柔軟性が上がり緩むと、血管への圧迫がダウンし血液循環が改善します。
これにより、筋肉への酸素の供給量が増え筋肉の伸縮が改善されます。
結果、ブラジキニンの分泌も減少し痛みや凝りの不快感が改善されます。
先ほど述べたスタティックストレッチ、1つの筋肉にかける時間はどのくらいかご存知でしょうか?
小さい筋肉でも最低20秒大きい筋肉だと30秒はかかると言われています。
筋肉の柔軟性を出し血流改善することでむくみの改善にもつながります。

ヒロでは一人一人の症状に合わせ施術の中にストレッチのほかに鍼灸治療やタイ古式マッサージ、オイルマッサージなども行っております。
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