2015.11.18

ミトコンドリアを増やす方法

ミトコンドリアは細胞内に存在するのですが、1つの細胞に数百から3000個あると言われています。

細胞内にミトコンドリアが少ない人はスタミナも少なく、逆に多い人はスタミナがある元気な人と言われています。
スポーツ選手や芸能人のオーラもミトコンドリアからくるエネルギーと言われています。
ミトコンドリアは食事によって獲得した糖質・脂肪などの栄養素、呼吸によって取り入れた酸素を合成して「ATP」というを生成します。
ATPはすべての活動のエネルギーになるものです。アデノシンサンリン酸とも言われています。
ちなみにミトコンドリアが作るATPはなんと50kgぐらいあるそうです
そして残念ながらこのミトコンドリアは加齢とともに減少していくらしいです。
以前 NHK「試してガッテン」の番組でも放送していましたが
ミトコンドリアを増やすスイッチがあるらしい
そのコツは「ちょっと身体に負荷をかける」
それだけでOKなのです。
やり方はカンタン「インターバル速歩」を行うだけです。2分間普通に歩いて2分間早歩きという方法です。これだけでミトコンドリアが増えるらしです。

 ある実験データでは最大酸素摂取量が15%アップしていることが確認されています。
ヒロ鍼灸整骨院で行うパーソナルトレーニングではスピニングバイクを利用してインターバルトレーニングをおこなっています。
パーソナルトレーニング
なぜ、インターバル速歩のような早歩きを取り入れることでミトコンドリアが増えてスタミナがアップするのでしょうか?
それは、ミトコンドリアはエネルギーが足りなくなってきたぞ!と感じた時に増えるという性質を持っているからです。
ミトコンドリアの働きを見守っている酵素が、ATPが細胞内になくなったらスイッチが入りミトコンドリアが分裂を始めるようになっています。
この現象は、一度スイッチが入るとしばらくの間分裂を続け、ミトコンドリアの数が増えます。
ATPが体内で足りなくなるのは、最低1〜2分以上少ししんどいなあと感じる運動をつづけることです。インターバル速歩は3分ゆっくり歩いて3分早歩きですから、ATPがなくなるには十分の時間です。

姿勢を良くするだけでもミトコンドリアにスイッチが入ります

あまりウオーキングや運動が好きでない人は、姿勢を正すだけでもミトコンドリアは増えるそうです。
姿勢を保つ筋肉、いわゆる姿勢筋(脊柱起立筋、僧帽筋)にはミトコンドリアが多く存在するみたいで、その筋肉に力が入っている状態を保っていればミトコンドリアが増えるようです。
背筋をピーンと2分以上保っていれば増えるということです。
ヒロ鍼灸整骨院では姿勢矯正トレーニングを行っています。
お気軽にご相談くださいね!
また姿勢を良くすることのほかには、階段を一段抜かしで昇るとか、スクワットも効果的です。

食事療法でもミトコンドリアを増す事ができる

スタミナをつけると言うとウナギやニンニクを食べると良いと思われますが
意外「カロリー制限」をすることによってミトコンドリアが増えるとのこと。
人類の歴史は飢餓の歴史、食べないことにより生命エネルギーが遺伝子に働いてスイッチが入り
食べないことによって危機を感じミトコンドリアが増えるのです。
カロリー制限すればするほどミトコンドリアが増えるわけではないので、極端なダイエットはおすすめしません。

ミトコンドリアが増える食事に含まれる栄養素

・タウリン(シジミ、イカ・タコ・魚介類など)
・ビタミンB群(うなぎ・豚肉・玄米・ビール酵母など)
・鉄分(レバー・卵黄・ほうれん草・あさりなど)

◆スタミナアップにはミトコンドリアを増やす事が大事
◆ミトコンドリアを増やすには2分以上の軽い負荷運動
◆もしくはカロリー制限(糖質)
◆2分間の早歩きやスクワット
◆強度アップよりもスイッチを入れる回数を増やすことが大事

 このような事を意識してミトコンドリアを増やして元気でスタミナのある毎日を過ごしましょう。