2015.11.11

出産年齢高齢化に伴いある程度の年齢で妊娠を望む場合漢方医学では補腎という考え方があります。

漢方療法

補腎について
漢方の三大古典医書の一つ「黄帝内経」には、「女性は7の倍数で変化する」と書かれています。つまり14歳で初潮を迎え、28歳で成長のピークになり、35歳を過ぎるころから、女性ホルモンの分泌が減り始め子宮や卵巣の機能が衰えはじめます。
出産年齢の高齢化に伴いある程度の年齢で妊娠を望む場合「補腎」(腎を補う)という考え方が必要です。
漢方医学で考える「腎」とは成長・発育・生殖機能・内分泌機能と深く関わりがあり、生命エネルギーの元である「精」をためる場所です。
東洋医学で言う腎とは解剖学で言う腎臓と泌尿器生殖器の総称と言われています。
腎は生殖機能と最も深い関わりがあるため、腎にためられた「腎精」が充分であれば女性の生理・月経・妊娠・出産・授乳・は正常に働きます。
使う生薬  補腎薬と呼ばれる、鹿茸(ろくじょう)・紫河車(プラセンター)などは体力増強・滋養強壮に優れた生薬です。
鹿の角の成長はたいへん早く、三日で1cmも伸びると言われています。生えはじめた鹿の角は、その茸の様な柔軟さと驚異的な成長力から 鹿茸と名つけられました。
恵比寿ヒロ鍼灸整骨院では、鍼灸治療に漢方薬を併用して不妊症治療をはじめ様々な疾患を更なる治療効果を上げるために日々研究
努力を重ねています。

どうぞよろしくお願いいたします。
恵比寿ヒロ鍼灸整骨院 院長  上石浩之